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使い心地を壊さない広告と評価のお願い——ToVue で決めた「出さない」ルール

ToVue2026年10月4日

ToVue は、無料で使える 3D マップの飛行アプリです。無料版では Google AdMob の広告を表示していて、買い切りの課金(¥480)で広告を消せます。

広告は、無料で使ってもらうためには必要ですが、出し方を間違えると、アプリの一番大事な「飛んでいる時間」を壊してしまいます。ToVue では、広告と、App Store の評価のお願いについて、「いつ出さないか」を先に決めてから作りました。

バナー広告:地図とは別の帯に置く

バナー広告は、飛行画面の地図の上に重ねず、地図の上に確保した専用の帯に1つだけ置いています。

地図の上に重ねると、操作スティックや、地図そのものを隠してしまいます。広告の帯を地図の外に分けておけば、地図の見える範囲は少し狭くなりますが、操作の邪魔にはなりません。

全画面広告:飛んでいる間は絶対に出さない

全画面の広告(インタースティシャル)は、次の条件をすべて満たしたときだけ出します。

条件 理由
検索や「地図から選ぶ」で、別の場所へ移動した直後 場面の切り替わりなら、流れを止める感覚が小さい
メニューが閉じている 設定を触っている最中に割り込まない
飛行中ではない 操作の途中で画面を奪わない
前に出してから 3分以上 たっている 移動を繰り返す人に、毎回出さない
課金していない 購入した人には一切出さない

コードでは、最後に出した時刻を覚えておき、3分(180秒)たっていなければ出さない、というだけの単純な判定です。

static let minimumInterval: TimeInterval = 180

if let lastShown, Date().timeIntervalSince(lastShown) < Self.minimumInterval { return }

広告に、地図の情報を渡さない

ToVue は、位置情報の許可を求めず、GPS も使いません。広告についても、プライバシーに配慮して次のようにしています。

  • パーソナライズしない広告だけをリクエストする(AdMob のリクエストに npa=1 を付ける)
  • 飛んでいる場所の座標、地名、検索した言葉は、広告の SDK に一切渡さない
  • 欧州の利用者には、Google の同意管理(User Messaging Platform)で、広告についての同意を求める

広告の SDK がまだ同意を集めている間や、広告が読み込めないときでも、地図はそのまま使えるようにしています。

評価のお願い:写真を見たあとに、1回だけ

App Store の評価をお願いする画面(Apple 標準のもの)も、出すタイミングを決めています。

  • 撮った写真のプレビューを3回閉じたあとに出す
  • 同じバージョンでは 1回まで
  • 飛行中や、広告の直後には出さない

写真を撮って見返した直後は、アプリを気に入ってもらえている可能性が高い、前向きな瞬間です。逆に、飛行中や広告のあとに評価をお願いするのは、一番避けたいタイミングです。なお、評価の画面を実際に出すかどうかは、最終的に iOS が判断します(同じ人に何度も出ないように制限されています)。

まとめ

  • バナーは、操作の邪魔にならない場所に分けて置く
  • 全画面広告は「場面の切り替わり」だけ。操作中は出さず、間隔もあける
  • 広告に位置や検索語を渡さない。パーソナライズしない広告にする
  • 評価のお願いは、前向きな瞬間に、バージョンごとに1回だけ

広告で収益を得ることと、アプリを気持ちよく使ってもらうことは、出すタイミングを決めておけば、ある程度両立できると思っています。


ToVue は App Store で公開しています。

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